消費者がかわらなきゃ!!

No.24 菜の花がみごとに育ちました 2003・4・13

去年の秋から育ててきた菜の花が満開になりました。

 遠景にぼんやり見えるのは山桜です。反対側の瀬戸内海はのんびりと船が通り、はるか向こうに小豆島がけむっていました。 この写真でわかるように人里離れたような奥まった場所に畑を借りたので人通りがほとんどありません。(すぐ上の神社の庭がゲートボール場になっていて、ときどきゲートボールを楽しむお年寄りが通る程度) 

 そこへトリがわがもの顔にやってきて菜の花や葉っぱを食べていると近所のお年寄りが知らせてくれました。それで、いっしょにやってくれている友人がなんと畑全体にネットを張ってくれました。(こんなに見事に咲いたのも全て彼女のおかげです)。

  ネットを張るときは時間がなくて手伝えなかったのですが、そのネットを張るときはせいぜいこの程度の高さだろうと思って張ったのが、そのネットの天井の穴を飛び出して菜の花が咲き誇っているのです。普通にみる菜の花はせいぜい1メートルくらいの高さですが、私たちの菜の花は2メートルは超えています。大人の背丈より高い!

  精魂こめて肥料までやって育てたので、みごと期待に応えてくれた子供のようで、菜の花畑を見ているだけで感激してしまいました。ネットをもっと高くしようということで集まったのですが、これ以上高くするのは我々の背丈では無理という結論に達しました。 トリに食べられるおそれもぬぐいきれないのですが、無事菜種油が絞れる日がくる幸運を願うことにしました。

大人の背丈より高い。右側がほとんど全ての世話をしてくれた友人。左側が神戸の病院の院長さんの奥さん。人材も多彩です。

あぜ道にはこんなスイセンも咲いています。日本の春は本当に贅沢さを味わえます。

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  ところで、本家本元の小豆島での菜の花バスプロジェクト。NEDOの補助を受けて研究していたプロジェクトですが、車の中で聞いていたラジオニュースによると廃油をつかったバイオディーゼルでバスを運行するプロジェクトは採算がとれるとの結論に達したそうです。本当にあちこちで菜の花を育てて、菜種油を絞り、これらの廃油を利用したバイオディーゼルのバスが運行できるようになるとステキだと思います。

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