消費者がかわらなきゃ!!

No.5  車の選択−環境に優しい車か、安い車か−

 日産のカルロス・ゴ−ンさんはその著書ルネッサンスの中で「自動車メーカーがこれから先も事業を展開し、この業界に留まろうとするなら、環境保護が必須条件となる」と書いています。でも同時に「ハイブリッドカーに飛びつく顧客が少ないことからみても分かるように、こうした環境保護要素は必ずしも消費者の購買意欲とは結びつかない」とも書いています。

 環境に優しいハイブリッドカーが開発され、公用車もハイブリッド車にという動きもありますが町中で見かけることはまれです。今度車を買い換えるとき(来年の予定)はハイブリッドにしたいとは思いますが、いかんせん高い!同じレベルの車より50万円以上高いです!

 車のリサイクル対策がなかなか進まないのは、10年前に作られた車(車は大体10年くらい乗ります)を処分するからだと聞いたことがあります。いま環境を考えない企業は生き残っていけないといういことで、例えばトヨタなら2015年までにリサイクル率95をめざしています。でも、これらの車がリサイクルされるのは10年後ということなのでなかなか「環境にやさしい車」の普及が進まない進まないということです。

 いま乗っている車を買った10年前は環境のことを考慮することは皆無でした(反省ザル(^^;))。当時は買い換えるなら今乗っている車より大きい車を買おう(金銭的に払える範囲で)というのが最大のインセンティブでした(吉田拓郎の歌にでてきた「MARKU」に何となくあこがれていました)。

 現在の基準だと燃費の悪い車=環境に悪い車にいまだに乗り続けています。CO2排出削減のため燃費のいい小型車に買い換えようかとも思いましたが、廃車にすると産業廃棄物を増やすことになるし・・・とハムレットの心境!

 車が環境に悪い、ということは重々承知していますが便利さはかえがたい。だから、せめて燃費のいい小型車か、お金が何とかなればハイブリット車にしたいと思います。たぶん来年までには燃料電池車は実用化されていないでしょうから、過渡期の我が家の環境対策です。カーシェアリングはまだまだ遠そうです。

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