消費者がかわらなきゃ!!

No.6  パーク・アンド・ライド

 公共交通機関を利用しようと思っていても、最寄り駅から遠くに住んでいる場合、ついついクルマ通勤になってしまいます。→渋滞がいっそうひどくなる。→環境がいっそう悪くなる。・・・ということで、パーク&ライドが試みられています。

 今朝、たまたま読んだ新聞にあるJRの駅東側で町営駐車場の建設が始まったという記事が載っていて嬉しくなりました。県のパークアンドライドのモデル事業として開業するそうです。

 駅から遠くに住んでいる人は実感として分かるでしょうが、駅から家までが(精神的に)遠いのです。電車はけっこう遅くまでありますが、バスは9時過ぎには最終便になる。夜遅く帰っていた頃は、これがいやでたまらなかった。一度だけ駅前にクルマを不法駐車してクルマで帰ると「あっという間」にたどり着いて、「こんなに近かったんだ」って感激しました。

 スイスのある町では市内に入るところにパーク&ライドの駐車場を作ってクルマを閉め出しています。ドイツでもパーク&ライドが盛んなようです。

 別の理由からですが、ベニスにもクルマは一台もありません。ゴミはどうしているんだろうと観察してると、ゴミ収集のゴンドラがあるんですね。朝、店の横の運河にゴミ船が横付けされてゴミ収集をしていました。「嘆きの橋」の下を優雅な観光ゴンドラではなく、ゴミ収集船が通っています。マクドナルドはマクド・マークの入った専用船がありました。なぜか感激してデジカメでとってしまいました。

 ヨーロッパのように大々的にやるのは難しいけど、駅前の放置自転車問題ともども放置自動車とならないようにパーク&ライドのための駐車場建設を都市計画に織り込んでもらいたいと思います。時間的にもマイカー通勤とほとんどかわらないでしょうし、電車だと本を読む時間もできます。

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